おひさまエコキュートって何？どんな仕組みなの？
「おひさまエコキュート」は、太陽光発電を使って効率よくお湯を作るエコキュートの給湯システムです。
普通のエコキュートは夜の安い電気を使ってお湯を作りますが、おひさまエコキュートは太陽光発電で作った電気を自家省して使うので「再生可能エネルギーの有効利用」ができます。
深夜電力を使わないので、さらに電気代を節約できます。
昼間に発電した電気を電力会社に売るのではなく、自分の家で使う仕組みになっています。そのため、電気料金の節約にもなり、環境にも優しいのが特徴です。
おひさまエコキュートのメリットとデメリット
メリット
- 電気代が安くなる：太陽のエネルギーを使うので、夜の電気をあまり使わなくて済みます。
- 環境に優しい：二酸化炭素（CO2）の排出を減らし、地球にやさしい生活ができます。
- 災害時に役立つ：停電になっても、太陽光発電ができればお湯を使える可能性があります。
- 電気を売るよりお得なことも：電気を売る価格が下がっているため、家で使った方が経済的にメリットがある場合もあります。
デメリット
- 最初の費用が高い：普通のエコキュートよりも買うときの値段が高めです。
- 天気に左右される：曇りや雨の日が続くと、十分な電力を確保できないことがあります。
- 設置に条件がある：太陽光パネルが必要なので、屋根の向きや広さによっては設置できないことがあります。
どんな家庭におすすめ？
おひさまエコキュートが特に向いている家庭の特徴は次のとおりです。
- すでに太陽光発電を使っている家庭：発電した電気を有効活用できます。
- 昼間に電気をあまり使わない家庭：余った電気を効率よくお湯作りに使えます。
- 長く使って光熱費を減らしたい家庭：初期費用は高いですが、長期的に見ると電気代の節約になります。
- 電気代の上昇が心配な家庭：自家発電と自家消費で、電力会社の影響を受けにくくなります。
- 防災対策をしたい家庭：停電時にもお湯が使える可能性があり、非常時に役立ちます。
いくらかかる？補助金は使える？
おひさまエコキュートの導入費用は、スタンダードなエコキュートに比べて若干高いことが多く、一般的に50万円〜80万円ほどです。
ですが、現在、給湯省エネ補助金2025（エコキュート補助金）が活用可能です。
その他、自治体によっては補助金がもらえる場合があります。導入を考えるときは、お住まいの自治体の情報をチェックして、補助金を活用しましょう。
また、電力会社によっては特別な料金プランを提供していることもあるので、事前に調べるとお得に導入できるかもしれません。
おひさまエコキュートの補助金について
エコキュートに関する補助金は、正式には令和6年度補正予算「高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金」という名称で、経済産業省を主体に行っています。
この中で、おひさまエコキュートはBの要件を満たします。
また、補助金対象機種はAの要件も満たすため、下表のA&Bに概要するため13万円の補助金を活用可能です。
長持ちさせるためのメンテナンス方法
おひさまエコキュートを長く使うには、定期的なメンテナンスが大切です。
- タンクの掃除：年に1回、水を抜いて汚れを取ると清潔に使えます。
- 配管のチェック：水漏れや傷みがないか確認し、必要なら修理しましょう。
- フィルターの掃除：フィルターにゴミがたまると効率が悪くなるので、定期的に掃除しましょう。
日頃のメンテナンスをしっかりすれば、おひさまエコキュートは10年以上使うことができます。
まとめ
おひさまエコキュートは、太陽光発電のエネルギーを使ってお湯を作る新しい給湯システムです。電気代を減らし、環境にも優しいので、特に太陽光発電を使っている家庭におすすめです。
ただし、最初にかかる費用が高いため、補助金を利用したり、長期的なコストを考えて導入を検討することが大切です。また、災害時の備えとしても活用できるため、光熱費を抑えつつ安心な生活を送りたい方にはぴったりの選択肢となるでしょう。