ナショナル製のエコキュート「HE-37W3Q」。
2006年ごろ製造のモデルで、この時点で約16年前の商品になります。
こちらに「エラーH59」が発生。
まず、結論からすると、混合弁だけなら部品はあるが、その他の部品がないので「修理は不可の可能性が高い」ということでした。
エラーH59は給湯混合弁異常に関するエラー。お湯が出なくなります。
エラー内容としては、「給湯混合弁」が原因のエラーです。
家の中で「お湯」を出すとエコキュートのタンク内で設定温度になるように自動でお湯と水を混ぜて出してくれます。
それが混合弁です。
ここが異常をきたすと、お湯が出なくなり、シャワーも出せなくなります。
つまり「お湯が出ない!」という状況になります。
お風呂への湯はりはできる場合もある
H59が出るとお湯は出なくなります。
ただ、エコキュートのタンク内にはお湯は沸いていますので、お風呂への「湯はり」は正常にできる場合もあります。
ですので、「エラーH59が出て、お湯が出ない!!」と焦りますが、お風呂への湯はりができるか、いったん「ふろ自動」を押して、お湯が出るか確認してください。
もし、風呂のお湯が出れば、とりあえず銭湯通いはせずに済みます。
シャワーは使えませんが、お風呂が入れれば、じっくり交換の検討もできますからね。
まずは、「ふろ自動」ボタンを押してみましょう
ブレーカーをいったんOFFにすると復旧する可能性もあり
スマホやパソコンみたいに、いったんブレーカーをOFFにして、1分ほど待ってからブレーカーをONにするとエラーが解除される場合があります。
再起動みたいな感じですね。
ただ、一点、要注意ですが、エラーが消えたかも思いきや・・・
お湯を出してみると、しばらくすると「再度エラー表示が発生」ということがありますので、ご注意ください。
エラーH59は修理可能かどうか??
パナソニックに確認すると「エラーH59」は「HE-37W3Q」の場合、今のところ修理可能な可能性があります。
このエラーH59の一番の要因である「混合弁」はこの時点では、部品もあるそうです。
ただ・・・
エラーH59が発生する原因は、混合弁だけではないからです。
混合弁を動かすための、基盤に異常をきたしてる可能性もあります。
その場合は、基盤はすでに部品供給が終了しているため修理はできないようです。
まとめると、「修理部品は一部あるが、それに付随する他の部品はすでにないので、修理できる可能性は低い」ということでした。
高年式のエコキュートは修理しても他の部品が壊れる可能性が高い
エコキュートのおよその寿命は15年前後となります。
今回のような、混合弁などの部品が故障する場合や、エコキュートの心臓部であるヒートポンプが壊れることが多くなっています。
ヒートポンプはもし、不具合が発生した場合は修理費が15万~20万前後と高額になるケースが多く、まるごと交換する場合がほとんどです。
このように、15年前後で、他の部位も故障する可能性が高く、寿命に近いといっていい状況です。
新しいエコキュートに交換するのも一つ
ですので、もしエラーH59が修理できそうな場合も、新しいエコキュートに交換するのが一番安心できるかと思います。
その場合は、地元の安心できるお店、または電力会社の認定店など安心のお店に相談してみましょう。
もし、近くにそういったお店がない場合は、ネットで安心のお店をじっくりと選びましょう。
エコキュートの在庫がない!納期に時間がかかる!そんな時の緊急対策
現在の不安定な世界情勢や、コロナウイルスでのロックダウンの影響を引きづって、エコキュートの納期がかなり不安定な状況です。
機種によっては数ヶ月かかる場合もあるかと思います。
かといって、仮のエコキュートや給湯器をつけることは基本的には不可能です。
そんな場合の緊急対策、応急処置としてのマル秘アイテム「スーパー風呂バンス1000」という簡易湯沸かし器があります。
お風呂にお水をためて、「風呂バンス」を入れて電源を入れると、数時間でお風呂があたたかいお湯に変わります。
シャワーは使えませんが、暖かいお風呂には入れるので銭湯通いもしなくて済みます。
「エコキュートの納期がどうしても時間がかかる!」
「高級なエコキュートしか在庫がない」
「在庫がある店が、割高な気がする」
といった、時間をかけてエコキュートを検討したい場合の緊急対策として風呂バンスがオススメです。