「エアコンもそんなに使ってないのに、夏の電気代が高い…」
そんなお悩みを抱えている方は、ぜひ「電気温水器」にも注目してみてください。
実は、エアコンと並ぶ“電気代の高騰原因”として見落とされがちなのが、この電気温水器の存在です。
実は、お湯の使用量が少なく、深夜電力を利用していても電気温水器は年間を通して高い消費電力が発生しています。
しかも、家にいる時間が長くなる夏休みや在宅勤務期間などは、エアコンと電気温水器が同時に稼働して、電気代が跳ね上がる“W消費”状態に…。
そんな中、最近注目されているのが、省エネ性の高い「エコキュート」への買い替えです。
国の補助金「給湯省エネ2025」の対象にもなっており、導入のハードルも下がってきています。
さらに、電気温水器を撤去して、エコキュートを設置する場合は、補助金が「4万円」加算される、またとないチャンスです。
この記事では、なぜ電気温水器が高コストなのか、そしてどうすればその負担を減らせるのかをわかりやすく解説します。
「電気代が下がらない…」という夏のモヤモヤ
夏になると、エアコンの使用時間が増えるため、多少の電気代アップは覚悟していたつもり。
でも、あまり使っていないはずの時間帯も含めて、電気代の請求額が毎年じわじわと上がっている気がする…。
そんなご相談をいただくことが増えています。
実際、30代共働き夫婦のご家庭では、電気温水器とエアコンのダブル稼働が続き、真夏の電気代が2万5000円を超えたというケースもありました。
「エコキュートは新築用だと思っていた」
「今のままの電気温水器でも問題ないと思っていた」
こういった声も多く、気づかないうちに“隠れコスト”を支払い続けている可能性があるのです。
電気温水器が電気代を押し上げる3つの理由
1つ目の理由は「ヒーター式で加熱効率が低いこと」です。
電気温水器は内部のヒーターで直接お湯を沸かす仕組みのため、使用する電力が非常に多くなります。
2つ目は「貯湯タンクが常に満タン状態を維持しようとすること」です。
夏でもタンク内の温度を一定に保つために、夜間に加熱し、日中にもわき増しするケースがあります。
3つ目は「経年劣化による効率低下」です。
10年以上使用している電気温水器では、内部の断熱材の性能が落ちたり、ヒーターの負荷が高まって電力消費が増えている場合もあります。
特に真夏は、在宅時間が長くなったり、シャワー回数が増えることで、エアコンと重なって電気使用量がピークに達しやすくなります。
エコキュートへの切り替えで得られる3つのメリット
エコキュートは「ヒートポンプ方式」により、外気の熱を利用して効率よくお湯を沸かします。
この方式により、従来の電気温水器と比べて、約3分の1の電力で同じ量のお湯を沸かすことが可能とされています。
メリット1つ目は「年間の電気代が大幅に下がること」。
あるご家庭では、月の電気代が5,000円以上安くなったという実例もあります。
2つ目は「昼間のわき増しが起こりにくい設計」。
省エネ設定をすれば、無駄な運転を減らすことができ、深夜電力の活用も最適化できます。
3つ目は「国や自治体の補助金対象になっていること」。
2025年現在、先進的設備導入支援などの制度を使えば、10万円以上の補助が受けられることもあり、買い替えの後押しになっています。
「そもそも仕組みが違う」から、エコキュートは省エネになる
電気温水器は内部のヒーターでお湯を加熱する「電気ストーブ的な加熱方式」ですが、エコキュートはエアコンのようなヒートポンプで空気中の熱を使ってお湯を沸かします。
この「空気の熱を活用する」という仕組みが、エコキュートの高い省エネ性のカギです。
また、最新の機種では「おまかせ運転」や「学習機能」によって家庭の使用パターンに合わせた運転が可能。
結果として、わき増しの頻度が減り、無駄な電力消費を抑えることができるようになっています。
導入費用は40〜60万円程度が相場ですが、補助金活用や電力会社のキャンペーンを併用することで、実質的な負担を抑えることも可能です。
また、複数メーカーから多様なモデルが出ており、家族構成やライフスタイルに合わせた選択ができます。
実際の相談事例と、よくある質問への回答
「在宅勤務が増えて電気代が気になっていた」という50代男性は、電気温水器からエコキュートに切り替えて、初月から約4,800円の節約に成功。
「補助金のことを知らずに見送っていたけど、相談してみて助かった」との声も。
また、60代女性からは「夏はシャワーだけなのに、電気代が高いと感じていた。エコキュートに変えてから日中のわき増しがなくなった」といった体験談も寄せられています。
これらの声は、“買い替えるべき理由”を実感として物語っています。
夏こそ見直すチャンス。電気代に差が出る選択とは?
夏はエアコンとお湯の使用が重なることで、家庭の電気使用量がピークになります。
その影響を大きく受けているのが、実は電気温水器。
ヒーター式の機器が原因で、気づかぬうちに高い電気代を支払っている可能性があるのです。
もし10年以上使っている電気温水器があるなら、今が買い替えのチャンスです。
補助金を活用しながら、効率の良いエコキュートに切り替えることで、夏の電気代だけでなく年間の家計全体にも好影響を与えられます。
まずは、今の電気温水器の電気使用量を一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
FAQ
Q. 電気温水器からの買い替えは本当にお得ですか?
A. 年間の電気代が5〜7万円下がるケースも多く、補助金を使えば初期費用も抑えられるため、長期的にはお得です。
Q. 補助金の対象になる条件はありますか?
A. 機種や地域によって異なりますが、「電気温水器からの買い替え」は多くの制度で対象とされています。
申請前に対応業者に相談するのが安心です。
Q. 夏場はお湯をあまり使わないのに、電気代が高いのはなぜ?
A. 使用量に関係なく、電気温水器がタンク温度を保とうとして加熱している場合が多いためです。
無駄なわき上げを防げるエコキュートが効果的です。