エコキュートでお風呂のお湯はりをすると「水アカ」のような汚れが出る場合があります。
お手入れ機能の「洗浄運転」を最大時間行うことで対処できます。
水アカの原因は配管に付着した汚れ
主な原因は配管の汚れです。
「でも、今まで、そんな汚れが出ることなかったのになんで?」
ってなりますよね。
汚れが出るのは「配管内の流れが変わった」ことにあります。
エコキュートや電気温水器から新しいエコキュートに交換しても、お風呂の配管などは既存のものを流用する場合が多いです。
ただ、エコキュートに接続する末端部分は加工や、延長を行っています。
そのため、今までと若干ですが配管内の流れが変わったり、エコキュート自体の水圧等も今までの機種と変わります。
それが、良くも悪くも、今まで配管内にへばり付いていた汚れを剥がして、お風呂の中に出ることがあります。
さらに、今まで無かったお風呂の自動配管洗浄機能などの効果もあり、より一層汚れが落ちやすくなります。
通常は、設置工事の後の試運転などで流れが変わったことによる汚れは出きってしまうのですが、ごく稀に少しずつしか汚れが出ないため、逆に「水アカ」のような汚れに悩まされる場合があります。
配管の汚れをキレイにしたい場合は洗浄運転を長めに行う
水アカや汚れが出る場合は、「配管洗浄」をお試し下さい。
配管洗浄は、最大限長めに行うことが汚れを落とすポイントです。
ジャバのパッケージに記載されてる時間だと、約10分の運転。
ジャバの使用方法は下記リンクをご参考下さい。
エコキュートの取扱説明書の時間は1時間が目安。(三菱の場合)
ですが、汚れをしっかり落としたい場合は、自動的に止まる6時間の運転がオススメです。
さらに、「すすぎ運転」も最大の6時間行うのもポイントです。
三菱のカスタマーセンターに聞いたところ、「汚れが頻繁に出る場合は、この「6時間洗浄&すすぎ」を3回行ってもらった後は、再度汚れについて相談を受けることはない」とおっしゃっていました。
水アカが頻繁に出る場合のふろ配管のお手入れのやり方
三菱エコキュートの取扱説明書に記載されてる方法は以下の通りです。
まずは基本的なやり方をご確認下さい。
パナソニックエコキュートの場合は下記動画をご参考下さい
(※後ほど紹介する長時間の洗浄はパナソニックではできません。約20分で自動停止)
水アカが出て、しっかり洗浄したい場合の方法
夜にお風呂に入って、そのまま洗浄運転する場合のイメージです。
事前準備ですが、洗浄剤を用意。
各エコキュートメーカーが推奨している「ジャバ一つ穴用」がオススメ。
お風呂に入ったあとのお湯は捨てずに置いておく。
ポイントは浴槽アダプター(お風呂のお湯が出てくる部分)よりお湯が多い状態にしておくこと。
(アダプター中心から約10cm以上が目安)
洗浄剤を入れる。
洗浄運転開始(三菱の場合は「洗浄」ボタンを押す。)
約6時間で自動停止するので、朝まで放置します。
洗浄後のすすぎ運転
朝、浴槽内のお湯をいったん抜く。
軽くシャワーで洗い流す。
浴槽に水を貯める。
水で湯はりしてもいいですし、蛇口やシャワーで直接水を貯めてもOKです。
(三菱の場合は「温度▼」+「ふろ自動」で水で湯はりできます。)
量は最初と同じで、浴槽アダプター中心部より10cm以上多めに貯める。
すすぎの洗浄運転開始。
水を循環させることで、配管内の汚れや、洗剤をキレイに落とします。
すすぎ運転も自動停止する最大の6時間行う。
朝にすすぎ運転をしておけば仕事や学校から帰るころには終了しています。
夜は、すすぎ運転の水を抜いて、お風呂を洗って、そのまま入浴できます。
最大の6時間「洗浄&すすぎ」を行うことでしっかり汚れを落とす
最大時間洗浄することで、溶け切らなかった汚れを落とし、すすぎ運転で入念に洗い流すことができます。
洗浄運転後に温かいお風呂のお湯を通すことで、まだ落ち切らなかった汚れが出る場合があります。
その場合は、3回ほどこの「洗浄&すすぎ」を行うことで、細かい汚れを入念に落としていきます。
もし、それでも汚れが出続ける場合は、配管の入替やメーカー点検などを行う必要があります。
お風呂の配管から「水アカ」汚れが出る場合はもちろん、普段のお手入れの際も時間を長く行うことでより高い洗浄が期待できますので、ぜひお試しください。
それでも汚れが落ちない!そんな時はプロのお掃除にお任せ
上記の長時間の洗浄でも汚れが落ちない場合や、この際なので、「配管をしっかりキレイにしたい!」という場合は、「おそうじ本舗」の本格洗浄「追い炊き配管除菌クリーニング」を利用してみるのはいかがでしょうか?
専用機材でファインバブルを発生させて汚れを浮かして落とす!
ジャバで汚れが取り切れない場合は、「おそうじ本舗」さんにご相談してみてください。